神が、日本の
国土と多くの神々をお産みになりました。
そのイザナギの神が黄泉の国(死者の国)からお帰りになり、川で身を清められた(みそぎ)時に、お生まれになったのが天照大神(あまてらすおおみかみ)です。天照大神は神々の中心として高天原(たかまのはら)を治められ、やがてニニギノミコトに三種の神器(鏡、剣、勾玉)を授けて、高千穂(たかちほ)の峰に天降らせます(三種の神器は現在も、天皇陛下の地位を示すものとなっています)。ニニギノミコトの曾孫、神武天皇は、国中がいくつにも分かれて相争っていることをお知りになり、人々が安心して暮らせるようにと、これを統一するご決心をなされます。途中、幾多の苦難にあわれながらも、神々の導きを受け、ついに大和の国を平定され橿原の地(奈良県)で第一代の天皇の御位(みくらい)に即位されます(現在の天皇陛下は第百二十五代)。皇紀元年(西暦紀元前六六〇年)二月十一日のことで、この日が建国記念日(紀元節)です。神武天皇はご即位に先立ち「八紘為宇(はごういちう)」世界をひとつの家のようにすることを理想として宣言されました。